國稀酒造

日本最北の酒蔵は、秀峰暑寒別岳の伏流水を使った辛口の酒として数多くのファンを持ちます。明治期から続く酒造りは昔ながらの手法を守り、味にこだわり続けます。 駅前通りに面して大正7年に建て直された木造2階建ての事務所棟と明治38年から10数年かけて建てられた石造りの文庫蔵や酒造蔵などの建物群からなります。蔵の内部は見学ができるようになっており、酒造り道具の展示室や利き酒コーナー、売店などがあり、同酒造の法被を着て写真撮影もできます。 明治15(1882)年、初代本間泰蔵が創業。北海道で一番古い造り酒屋です。増毛近郊には明治末頃7軒もの酒造会社がありましたが、今はこの1軒のみとなっています。正面の建物は、2階の竪繁格子窓や軒下のせがい造りなど、老舗の雰囲気を感じさせます。酒のれん横の入口奥には、明治大正期に建てられた大小4つの石蔵と木造建物群が百数十メートルも連なっています。

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